先日、今よく通っている行きつけのコーヒー屋さんで、トボルコーヒーによく来てくださっていた常連のお姉さんとばったり再会しました。
実はこのコーヒー屋さんは、私がお店を閉めた翌月にオープンしたお店なんです。
そこのオーナーのRさんが、以前私にこんなことを教えてくれたことがありました。
「地元のカフェ好きのお客さんたちがね、今でもトボルコーヒーさんの話をよくしていくんですよ。何年経ってもそんな風に話題にのぼるなんて、よほど地元の人たちに愛されていたんですね」と。
それを聞いた時は、嬉しさに思わず心の中で「ニヤリ」としてしまいました(笑)。
そんなご縁のある場所で再会した常連のお姉さんに、「当時、うちのお店でどのケーキが好きでしたか?」と、ふと聞いてみたんです。
すると、少し懐かしむように宙を見つめてから、
「そうだなぁ〜、やっぱり『栗のロールケーキ』が一番かな。あと、チェリーのタルトと和栗のモンブランも本当に美味しかったなぁ」と答えてくれました。
そして最後に、**「私はね、美味しいものしか食べたくないの。だから本当に好きだったんだよ」**と、力強く念押ししてくれたんです。
美味しいものしか食べたくない。そんな方に選んでいただけていたなんて、作り手としてこれ以上の褒め言葉はありませんよね。以前書いたあの「和栗のモンブラン」も覚えていてくださって、胸がいっぱいになりました。
誰かの記憶の中に、今もあたたかく残り続けている「栗のロールケーキ」。
あのお姉さんの言葉を聞いていたら、無性にまた作りたくなってきました。
この記憶に残る美味しさを、また誰かに伝えたい。
いつか、今準備を進めているオンラインレッスンでも、美味しいコーヒーにぴったり寄り添うとっておきのメニューとしてお届けできたらいいな。
「ニヤリ」とするような喜びに背中を押されて、またひとつワクワクする目標が増えた、そんな嬉しい一日でした。
