秋から冬にかけて旬を迎えるラ・フランスは追熟させて香りも美味しさもベストなタイミングで作りたい。果物の旬ごとにケーキの種類もありますね。秋から冬にかけて旬を迎える洋梨、「ラ・フランス」。
とろけるような滑らかな食感と芳醇な香りは、そのまま切って食べるだけでも十分すぎるくらい美味しいですよね。
でも、これを贅沢に「まるまる一個」使って焼き上げると、バターやアーモンドのコクとの相乗効果で、味も香りもさらに魅惑的になるんです。
洋梨の香りって、ずーっと嗅いでいたくなるくらい本当に大好きな香り。
このタルトケーキを作る時は、香りがさらに倍増する洋梨のブランデー「ポワールウィリアムス」をたっぷりとまとわせます。そうすると、生地を仕込んでいる時も、オーブンで焼き上がるのを待っている時も、キッチン中が上品な香りに包まれて……その余韻だけで、なんとも幸せな気分にさせてくれるんです。
ラ・フランスのお菓子作りで一番大切にしているのは、焦らずじっくり「追熟」させること。
毎日そっと様子を見ながら、香りも美味しさも最高潮に達するベストなタイミングを見極めてから作ります。
春の果物、夏の果物、そして秋の栗や冬の洋梨。
果物の旬が巡るたびに、それに寄り添うようにケーキの種類も移り変わっていきます。季節の移ろいをお菓子作りを通して感じられるのも、手作りの醍醐味だなぁと改めて感じています。
美味しい珈琲と一緒に、この芳醇な香りをぜひ味わっていただきたい一品です。

